6タームある講習会も5タームまでが過ぎ、昼間部も夜間部も密度の濃い課題ばかりでここまで気づけばあっという間でした。自覚的に制作できるかどうか、夏の成果にしたいですね!夜間部の時間では、塑造作品を自分の手元に残しておける形にする第一歩として、石膏取りのやり方を実習として1週間かけてやりました。いくつもの工程があるので、初めての時は何がなんだか分からないものですが、作品の型ができてそこに流し込んだ石膏を割り出すと作品が出てくる体験は感動ですよね。また、次の週には焼き物として作品を残せる形にするテラコッタ実習を行いました。石膏取りとは違い、粘土で造形したものをそのまま作品にすることが出来ます。焼くまでの工程として、粘土が窯の中で爆発してしまわないよう均一な厚みにし、しばらく乾燥させます。ゆっくり時間をかけて工程を踏んでいきます。このように彫刻の制作には、完成までに多くの工程や、時間のかかるものが少なくありません。普段のデッサンや塑像課題などとは違った時間の中で、難しさや面白さを体験出来たのではないでしょうか。
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石膏取り実習 粘土原型に石膏を薄くかけていきます。 粘土と型の間に空気が入らないようとても気を使う工程です。 |
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型に強度を持たせる為、ペースト状になった石膏を盛っていきます。 厚く盛りすぎてないか〜? |
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型に流し込んだ後はいよいよ割り出し。 たまごの殻を割るように簡単には行かないよね〜。 |
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テラコッタ実習 テラコッタ粘土で普段通り芯棒を立てて制作していきます。 いつもより少し小ぶりです。この後、中の心棒や粘土はくり抜きますよ。 |
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窯に入れるまでの間、アトリエの傍で乾燥させます。 熟成期間ですかね。焼き上がりが楽しみです。 |
この夏期講習での力作、秀作をいくつか紹介します!
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動物塑像 鶏 M.Mさん
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テトリスブロックを使った構成塑像 高校生R.Oくん
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テトリスブロックを使った構成塑像 R.Yさん
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野菜と布の構成塑像 M.Mさん |
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野菜と布の構成塑像 Y.Sさん |
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デッサン ヘルメス A.Tさん
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デッサン ヘルメス J.Mくん
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デッサン ブルータス A.Kさん |
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デッサン ブルータス K.Sくん
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この夏期講習では、レジェンド佐藤先生がデモンストレーション
としてみんなと一緒にデッサンを描いてくれました!
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