2021/06/17

  芸大の博士課程を出ていらっしゃいます、唯一無二の彫刻家、博士太郎丸山による、白熱!彫刻論と表現演習を夜間部の時間に行いました。



 丸山太郎先生から学生への白熱メッセージをもらいました!↓ 
ではどうぞ!!

「sculpture(彫刻)」の語源は「sculpo(刻む、彫る)」です。一方「statue(彫像)」の語源にあたる「statuo」には「立てる、建てる」という意味があります。彫刻科の受験では主にイメージを彫り刻んで表すための技術が問われますが、巨石文明に見られるような、ものを空間に立ち上げるという考え方も彫刻表現の重要なルーツです。

そうした方向から考えると既製品を使った近現代の美術も少し彫刻っぽく見えてきます。マルセル・デュシャンのレディメイドは製品をただ置くだけではなくて、逆さまにするなど設地面に意志を加えることで作品化されています。また、ピカソは自転車のサドルとハンドルを牛の頭に見立てて組み合わせましたが、そういう遊びをした経験は誰しもあるのではないでしょうか?

今回の課題では、学生たちが持ち寄った日用品や彫刻科の備品を使って作品を制作しました。

バランスを考えて接地面を探ったり、ものを組み合わせて別の意味を持たせる表現は意外とプリミティブな造形感覚でもあります。

普段の課題と違うので初めは恐る恐るでしたが、昼間部生も何人か制作に参加してくれて、かっこいい作品も沢山でました!






丸山先生の作品ページはこちら!!👀👀👀👀チェケラ!










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