2021/06/11

 昼間部では佐々木先生による、彫刻論と表現演習を行いました。

 佐々木先生から学生へのメッセージをもらいました!↓ 





「コミュニケーションの痕跡」

ふと、オリジナルとはどこにもないのではないかと思うことがあります。

周りには偽物が溢れて、どこに本物があるのか見つけたくなります。

自分の身体ですら、父と母で構成されたものです。私たちが本物を見つけられるのは、自分の子供に出会ったその時なのでは、と。

では、他者とコミュニケーションをとった痕跡があれば、そこにオリジナルを見出すことはできるかも知れない。そんな事を考えてみてほしくて、今回の演習を用意させてもらいました。

「二人で一つの肖像を作る」ということは、一人は主観で、一人は客観で造形を進めることになります。ふたつの理想を綱引きのように引っ張り合うことが出来れば良かったのかな、と思います。

普段の制作とは違う思考回路を使ったので戸惑う人もいたと思いますが、楽しめていそうで良かったです。それぞれが考えて作品を作るために工夫して色々なコミュニケーション方法を試していたので、僕自身新鮮な体験が出来ました。

難しい問いだったと思います。頭の片隅でたまに思い出してくれたら嬉しいです。



こちらは、I.SくんとS.Dくんによる共同制作です!
お互いの解釈の差異を認識できたのではないでしょうか!

こちら佐々木先生の作品ページです!👽👌


0 件のコメント:

コメントを投稿