角田先生から学生へのメッセージをもらいました!↓
「記録とメディアをテーマに写真を撮ってみる」
制作することを記録することと捉えると、そのメディアの選び方もとても重要になりますが、何で作るかではなく何を記録するのか。制作の本質だと思います。
今回の演習では、記録の入門、カメラです。そのなかでも箱にレンズをつけただけのカメラオブスキュラを利用した日光カメラを作ってみました。虫眼鏡や型紙、トレーシングペーパーなど100均で揃う材料でできますが、いい写真を撮るためにはシビアな作業も必要。なかなか苦戦した人もいましたね。記録メディアは青焼き感光紙を使います。かつてはコピーの前身としても広く使われていた昭和世代には懐かしの青写真です。
撮影当日は雨。露光時間も長くなります。短くて40分、モチーフや景色の状況によっては1時間を超えた人も。
自分はずぶ濡れになりながらも必死にカメラだけは死守する3人娘。
1時間必死に動かずにポーズをとった青年。
これからの作家としての気概を感じますね。アトリエに持ち帰ったカメラから感光紙を取り出し、現像液をコットンでそっと着け、しばらく待つとじわっと像が浮かび上がってきます。なかなか思い通りに撮れてない方が多いですが、初めてにしては高確率でちゃんと像を結びました。そしてなかなか、おぉ〜と感動するものです。
うまく撮るためにどうしたら良いか、制限時間の中で露光させながら考える。普段の制作と同じでしたね。メディアが変わると新鮮ですし新しいことをしているように感じますが、ふと中身は同じなんじゃないかと気付かされます。
今度は、天気の良い日にやってみては。
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