2020/06/06

アトリエでの制作スタート

6/1より湘南美術学院でも校舎での授業が再開されました。
コロナウィルス感染防止策を取りながらの制作となり、まだまだストレスのない環境とはいえませんが、何よりも広い空間を感じ、粘土を手に取り実感する喜びを感じる日々です。
今週は、石膏像奴隷とジョセフのデッサン、塑造は自刻像と手の構成という課題でした。昼間部では各自の進度やレベルにあわせて制作時間はフレキシブルに。夜間部では、同じ内容で3日間ごとの課題となりました。

A.Tさん
3日間じっくり奴隷石膏デッサン。
細部の描写と形態感の強さを最後まで追求していたので魅力的かつ、
このデッサンから立体を再現できそうな情報の多さを読み取れます。

昼間部生
こちらの塑造も3日間じっくりです。
一見色味がない様に感じる粘土での制作ですが、光を当てた時に
生まれる陰影の豊富さが、肌艶の生々しさを感じさせてくれます。
実在感によく迫った3日間となりました。


M.Mさん
格闘の3日間、ジョセフ石膏デッサン。
形を見る上で、面って?方向って?この制作を通して考えるきっかけ
となりました。複雑な造形を少し簡単な形に置き直す見方を彫刻の制作では
多々行ないますが、その際に便利なのが面という捉え方です。
胸板などは板って言葉が入ってるので分かりやすいですよね。
どこを面とするのか、その面がどういう方向を向いているのか。
私は今どこからそのものを見ているのかという視点が重要です。
ものを捉える考え方は人それぞれで、共有するのはとても難しいですが、
その努力はお互いに必要ですね!



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